「トー横」集団暴行死で懲役10年求刑 東京地裁

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)
東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

東京・歌舞伎町で昨年11月、無職の氏家彰さん=当時(43)=を集団で暴行し死亡させたとして傷害致死罪に問われた無職、関口寿喜(じゅき)被告(27)の裁判員裁判論告求刑公判(平出喜一裁判長)が28日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役10年を求刑し結審した。判決は10月7日。

検察側は、氏家さんが暴行によって肋骨(ろっこつ)を計38カ所骨折したことなどを踏まえ「苦しみは筆舌に尽くし難く、(被告らの行為は)まさに鬼畜と評するしかない」と指摘。弁護側は「(最初は)助けようと思っていたが、不器用でできなかった。強い責任を感じ、反省もしている」として、寛大な判決を求めた。

これまでの公判では、関口被告らが雑居ビル屋上で氏家さんを正座させた上で集団で取り囲み、腹などを多数回にわたり蹴るなどして死亡させたことが明らかになっている。

関口被告らは居場所のない若者がたむろする歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一角に、日常的に集まっていた。

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