「汚染水」か「処理水」か 中韓と日本の応酬に、IAEA総会

国際原子力機関(IAEA)総会で演説する在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使=27日、ウィーン(共同)
国際原子力機関(IAEA)総会で演説する在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使=27日、ウィーン(共同)

東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出計画を巡り、ウィーンで開催中の国際原子力機関(IAEA)総会で韓国と中国が27日、日本と応酬した。発言の中で「汚染水」という言葉を使う韓国と中国に対し、在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使は「適切な表現は処理水だ」と反論した。

政府はトリチウムを含む処理水を、海水で薄めて海に放出処分すると2021年4月に決定。国内外で稼働中の原子力施設でも、トリチウムを含む水は規制に従って海に放出されている。

韓国は海洋放出による「未確認の影響」への懸念があると訴えた。中国は日本側が事実を隠そうとしていると主張した。

引原氏は中国の主張に対して「IAEAの厳格な審査」を受け「安全で科学的な方法」で行われると強調した。引き続きIAEAと緊密に協力しながら進めていく姿勢を示した。(共同)

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