千葉県警は28日、自宅を出たまま行方不明になっている千葉県松戸市の小学1年、南朝芽(さや)さん(7)の帽子が、江戸川の取水口で見つかったと発表した。靴と靴下が残されていた河川敷から南に約1キロの場所で、水道事業者が発見。行方不明から6日目となり、県警は約120人態勢で河川敷を集中的に捜索した。
県警によると、28日午後1時40分ごろ、業者がオイルフェンスを交換する際に見つけた。帽子の内側のタグに「さや」と書かれ、母親も外出時に身に着けていたものと確認した。
国土交通省江戸川河川事務所などによると、流山市では23日夜から雨が降り、24日未明には大雨警報が出た。川の水位は普段は2メートル台だったが、河川敷で靴が発見された24日午前10時ごろに約3メートルとなり、その後約4・7メートルに達した。台風15号の影響もあり、流れが速くなっていたという。
南さんは23日昼前、母親と自宅近くの公園に行く約束をして外出し、行方不明になった。