SMBC日興に相場操縦で処分勧告 監視委

SMBC日興証券の近藤雄一郎社長=今年3月、東京都千代田区(鴨川一也撮影)
SMBC日興証券の近藤雄一郎社長=今年3月、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

SMBC日興証券の相場操縦事件で、証券取引等監視委員会は28日、金融商品取引法に基づき同社を行政処分するよう金融庁に勧告した。一連の不正取引を認定し、同社の売買審査態勢などに問題があったと認定した。また、同じグループの三井住友銀行との間で、規制に反して顧客情報をやりとりしていたとしている。

金融庁は勧告を受け、SMBC日興に対し、一部業務停止命令や業務改善命令を出す方向で調整している。

事件では、取引所が閉じている時間帯に大株主からまとまった株を買い取り、投資家に転売する「ブロックオファー」と呼ばれる取引を巡って、対象銘柄の株価を安定させようと不正に買い支えたとして、元副社長執行役員(60)ら当時の幹部6人と法人としての同社が起訴された。東京地検特捜部は計10銘柄で不正な取引があったとし、組織ぐるみで違法行為を繰り返したとみている。

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