先発総入れ替えでちぐはぐ 日本、エクアドルに苦戦

日本―エクアドル 後半、激しく競り合う遠藤(右)=デュッセルドルフ(共同)
日本―エクアドル 後半、激しく競り合う遠藤(右)=デュッセルドルフ(共同)

【デュッセルドルフ(ドイツ)=川峯千尋】サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップは27日、ドイツのデュッセルドルフで行われ、日本はエクアドルと0-0で引き分けた。

在留邦人をはるかにしのぐ数のエクアドルサポーターが何度も沸いた。ワールドカップ(W杯)メンバー発表前のラストゲームは、押し込まれ続ける90分になった。快勝した米国戦から中3日、先発全11人を入れ替えた日本は攻守にちぐはぐ感が否めず。右サイドで先発した堂安は「よりコミュニケーションをとって、連係を上げないと」と反省した。

W杯で結果を出すための選択だった。中3日で試合をこなすW杯1次リーグを勝ち上がるには、「一部選手でチーム力を上げるだけでなく、2チーム分くらいの戦力が必要」と森保監督。連係不足は承知の上で選手を送り出した。

結果は低調だった。攻撃の起点となるはずの南野は鋭い寄せに苦しみ、最前線の古橋までボールが届かない。好位置で奪っても、ゴール前へのラストパスはわずかにずれ、堂安や田中は何度も天を仰いだ。球の奪いどころも定まらず、いいようにボールを回された。

W杯1次リーグではドイツ、コスタリカ、スペインの強豪3カ国と対戦する。極度の疲労に加え、故障や累積警告による出場停止も考えられる。前回ロシアW杯では決勝トーナメントを含む全4試合のうち3試合を同じ先発で戦い、16強で散った。さらに上を目指すなら、選手層は厚ければ厚いほうがいい。

森保監督は「公式戦でいえば勝ち点1を拾えた」と評価。「より多くの選手を入れ替えながら、プレーできるという確認はできた」とうなずいた。W杯開幕まで2カ月弱。この日の苦戦を血肉とし、8強入りへの足掛かりとする。

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