プロテインバー市場拡大 食品メーカー、新商品続々投入 ティモンディ、サッカー長友さんも応援

「inバープロテイン<クランチチョコ>」のウェブCMに出演する、お笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行さん(森永製菓提供)
「inバープロテイン<クランチチョコ>」のウェブCMに出演する、お笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行さん(森永製菓提供)

健康志向が高まり、新型コロナウイルス禍を契機に在宅勤務やリモートワークが定着する中、食品メーカーが手軽にタンパク質をたっぷり補給できる「プロテインバー」の新商品を相次いで投入している。各メーカーは栄養だけでなく、おいしさや食べやすさにもこだわり、人気タレントやスポーツ選手もCM出演や共同開発で応援に加わるなど激しい競争が繰り広げられている。

ティモンディが高速腹筋でPR

「inバープロテイン<クランチチョコ>」(森永製菓提供)
「inバープロテイン<クランチチョコ>」(森永製菓提供)

森永製菓が9月27日に発売した「inバープロテイン<クランチチョコ>」(参考小売価格173円)はタンパク質16gを配合するとともに、チョコレートのおいしさにもこだわった。

食べやすさも意識し、山の数、割れ目の溝の深さ、高さなどを1ミリ単位で設計。手で割りやすく、かみ砕きやすくした。

「inバープロテイン<クランチチョコ>」のウェブCMに出演する、お笑いコンビ・ティモンディの前田裕太さん(左)と高岸宏行さん(森永製菓提供)
「inバープロテイン<クランチチョコ>」のウェブCMに出演する、お笑いコンビ・ティモンディの前田裕太さん(左)と高岸宏行さん(森永製菓提供)

ウェブCMも展開し、高校野球の強豪・済美高校(愛媛)出身の人気お笑いコンビ、ティモンディを起用した。

「主役はチョコか? プロテインか?」とクイズを出題する前田裕太さんに、高岸宏行さんが高速で腹筋運動をしながら「わからないけど、チョコがおいしい!」と回答。決めぜりふの「やればできる!」ではなく、「食べればわかる!」と2人で視聴者に呼びかける。

ギガレベルも登場

「1本満足バー ギガプロテイン チョコ」(アサヒグループ食品提供)
「1本満足バー ギガプロテイン チョコ」(アサヒグループ食品提供)

アサヒグループ食品は平成18年に「1本満足バー」を発売し、30年からタンパク質に特化した「プロテイン」シリーズを展開。コロナ禍の運動不足で体重管理に気をつかう消費者をターゲットに低糖質商品を投入するなどラインアップを拡充している。

10月3日には、シリーズ最大となる27グラムのタンパク質を1本でおいしく取れる「1本満足バー ギガプロテイン チョコ」「1本満足バー ギガプロテイン キャラメル」(想定価格270円)を発売する。従来は1本当たりのタンパク質の量は最大15グラムだったが、これを上回った。

長友さんらと共同開発

「鈴広かまぼこ」の「フィッシュプロテインバー」発表会に出席したサッカー日本代表の長友佑都さん=9月5日、東京都内
「鈴広かまぼこ」の「フィッシュプロテインバー」発表会に出席したサッカー日本代表の長友佑都さん=9月5日、東京都内

チョコバーだけでなく、鶏肉を加工したチキンバーや魚肉を使ったフィッシュバーの人気も上昇している。

神奈川県小田原市の「鈴広かまぼこ」は9月5日、「フィッシュプロテインバー」(希望小売価格324円)を発売。サッカー日本代表の長友佑都さん、長友さんの専属料理人と、白身魚を主原料に共同開発した。

味は欧州の郷土料理をイメージし、3種類。香り豊かな「5種のチーズの帆立グラタン風」は、タンパク質を1本当たり8・3グラム含む。

調査会社の富士経済(東京)によると、プロテインバー市場は拡大し、令和3年は前年比14%増。4年も前年比9%増に成長すると予測される。各メーカーの競争はますます熱を帯びそうだ。(宇野貴文)


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