北朝鮮、軍需工場で農機具 金正恩が民生支援指示

25日、北朝鮮黄海南道で行われた軍需工場で生産した農機具の伝達式(朝鮮中央通信=共同)
25日、北朝鮮黄海南道で行われた軍需工場で生産した農機具の伝達式(朝鮮中央通信=共同)

北朝鮮メディアは27日、同国の軍需工業部門が民生経済部門を支援するよう、金正恩朝鮮労働党総書記が指示したと報じた。軍需工場で生産した農機具5500台が25日、同国最大の穀倉地帯である南西部の黄海南道に供給され、伝達式が行われた。

北朝鮮は26日に中国との鉄道輸送を再開し貿易を拡大しつつあるが、食料や日用品の輸入依存を可能な限り減らす政策は変えていない。最優先課題だと国内外に強調してきた兵器開発、製造を担う軍需部門能力の一部を民生部門に振り分け、党が市民の生活向上に尽力していると示した形だ。

韓国の専門家によると、北朝鮮では農業の機械化の遅れで収穫時に地面に落ちて失われる穀物が多く、機械化の進展は食料事情改善に寄与するとみられている。(共同)

25日、北朝鮮黄海南道で行われた軍需工場で生産した農機具の伝達式(朝鮮中央通信=共同)
25日、北朝鮮黄海南道で行われた軍需工場で生産した農機具の伝達式(朝鮮中央通信=共同)

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