都民の消防官

丸の内署消防司令補、井辺博さん(56) 都民の命と財産守る

「第75回都民の消防官」を受章した丸の内消防署の井辺博消防司令補(東京消防庁提供)
「第75回都民の消防官」を受章した丸の内消防署の井辺博消防司令補(東京消防庁提供)

入庁34年。そのほとんどで予防業務に従事するベテラン消防官だ。第一線で活躍すると同時に、長年培った経験と技術を若手職員に伝え、都民の命と財産が傷つかないよう、未然に守っている。

都内の火災を防止するため、建物に適切な防火措置が取られているか検査を重ねるほか、工事関係者の相談にも応じている。

現在は、丸の内署の予防課に所属。土地柄、商業施設やオフィスビルなど、担当する建築は大規模なものが多く、検査箇所は膨大な数に上る。

特に新築工事の場合、防火措置が適切かを建物全体で検査し、不適切な場所があれば引き渡しまでに是正させる必要があるため、過密スケジュールで進めなければならない。部下と連携を取り、工事関係者とも緊密な連絡を図ることで、利用者の安全を守ってきた。

受章決定に、「みなさんのおかげ。火災を防ぐという仕事に携われていることを光栄に思う。これからも精いっぱい、がんばっていく」と語った。

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