国宝の本殿屋根焼ける 香川・神谷神社に落雷

煙が上がる神谷神社の本殿=27日午後2時39分、香川県坂出市
煙が上がる神谷神社の本殿=27日午後2時39分、香川県坂出市

27日午後0時15分過ぎ、香川県坂出市神谷町、神谷(かんだに)神社で煙が上がっていると、宮司の中尾格(いたる)さん(62)が119番した。香川県警や坂出市消防本部によると、国宝に指定されている本殿に落雷があり、屋根が3分の1ほど焼けた。けが人はなかった。

中尾さんは、神社脇の自宅で「ドーン」という大きな音を聞いて本殿に駆け付けた。神社には消火設備や通報装置があるが、作動しなかったという。「本殿に安置していたご神体を慌てて避難させた」と神妙な表情だった。

本殿から運び出される神谷神社のご神体=27日午後2時33分、香川県坂出市
本殿から運び出される神谷神社のご神体=27日午後2時33分、香川県坂出市

市によると、神谷神社本殿は鎌倉時代初期に建築され、昭和30年に国宝に指定された。正面に柱が4本並び、ひさしが長い「三間社(さんげんしゃ)流れ造り」と呼ばれる建築様式で、建築された年代が分かるこの様式の神社建築としては現存最古という。

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