安倍元首相国葬

「直接見送りたかった」 一般献花、30分繰り上げでスタート

千鳥ヶ淵周辺で献花に並ぶ人たち=27日午前、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
千鳥ヶ淵周辺で献花に並ぶ人たち=27日午前、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)

安倍晋三元首相の国葬に先立ち、会場となる日本武道館(東京都千代田区)近くの九段坂公園で27日午前9時半ごろ、一般向けの献花が始まった。朝から長蛇の列ができたため、予定を約30分繰り上げて開始。色とりどりの花束を持った人々が献花台へと向かい、安倍氏を追悼した。

公園周辺は9時過ぎから交通規制が行われ、献花者の入り口となった千鳥ケ淵側の歩道には数百メートルにわたって行列が延びた。周辺の道路には警察車両が数十台並び、多くの制服警察官が警戒に当たった。

公園内には一度に約10人が献花できる台が2台設置され、安倍氏の遺影も飾られた。7時半ごろに会場に到着した川崎市中原区の高校生、山本煌惺(こうせい)さん(16)は「外交面で活躍しているのを小さいころから見ていた」という。リオデジャネイロ五輪の閉会式にマリオの衣装で登場した姿も覚えており、「愛される一面を持ち、これからも印象に残り続ける方。直接見送りたかった」と話した。

横浜市の主婦、片岡文さん(58)は「アベノミクスで経済が良くなり、娘が順調に就職できた」といい、献花の際に「ありがとうございます」と感謝を伝えた。「国葬に反対する声ばかりが報道されるが、そうではない」と訴えた。

一方、献花台前の路上では、50代のアルバイト男性が「私たちの税金を使って国葬をするな」などと声を上げる場面もあった。

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