安倍元首相国葬

「感謝伝える最後の機会」地元山口、国葬抗議デモも

安倍元首相の国葬に合わせ、山口県下関市役所で掲げられた半旗=27日午後1時2分
安倍元首相の国葬に合わせ、山口県下関市役所で掲げられた半旗=27日午後1時2分

「感謝の気持ちを伝える最後の機会だと思って来た」。安倍晋三元首相の地元・山口県下関市の事務所には27日午前から、県内外から弔問客が相次いで訪れた。一方、「国葬反対」と訴える抗議デモも県内各地で行われ、評価が分かれた。

下関市の事務所には、安倍氏の死去後に献花台が設置された。市内で花屋を営む田村修二さん(69)は、ひまわりや菊などの花約50本を生けたかごを手向けた。取材に「国葬にはいろいろな意見があるが、生前の実績を踏まえれば適切だと思う。天国でゆっくり休んでほしい」と話した。

下関市役所前では約50人が集まり抗議活動を展開。北九州市から参加した女性(66)は「国全体に弔意を強制するのはおかしい」とマイクで訴えた。山口市でも約120人が国葬反対の歌を合唱した。参加した60代女性は「数の力で国葬が行われようとしている」と憤った。

山口県庁では、半旗が掲げられた。村岡嗣政知事は「行政機関として哀悼の意を表するため」と説明している。

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