神社の水柱、噴出止まる 北海道長万部町、高さ30メートル

北海道長万部町にある飯生神社敷地内の松林の中で噴き出す水柱(中央奥)=8月15日
北海道長万部町にある飯生神社敷地内の松林の中で噴き出す水柱(中央奥)=8月15日

北海道長万部町の神社敷地内で、一時約30メートルの高さに達した水柱の噴出が止まったことが26日、町への取材で分かった。職員が同日午前5時半ごろ、確認した。

水柱は8月8日に出現。多くの観光客が訪れる一方、近隣住民からは水しぶきや騒音などの被害を訴える声が上がっていた。町が実施した調査では、水温が21・5度の塩分を含んだ温泉水と推定。人体に影響する有害物質は検出されなかったが、町は噴き出し口に防音シートを設置するなど対策をしていた。

町は26日、新たに吸音パネルを設置する計画だった。再噴出の可能性も否定できないとして、調査の上で予定通り設置するという。

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