赤ちゃん遺体遺棄、28歳女に有罪 大阪地裁判決

大阪地裁=大阪市北区
大阪地裁=大阪市北区

赤ちゃんの遺体を大阪市の繁華街・ミナミの駐車場に遺棄したとして死体遺棄罪に問われた無職、吉田絵里佳被告(28)に、大阪地裁(高橋里奈裁判官)は26日、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡した。求刑は懲役1年6月だった。

判決などによると、4月19日に出産した被告は6月11日午前11時40分ごろ、大阪市中央区日本橋2丁目の駐車場で、乳児の遺体を入れた紙袋を無施錠のコインロッカー内に放置した。

高橋裁判官は被告が出産から約2カ月間、宿泊先のホテルやコインロッカーに遺体を漫然と放置することを繰り返したとして酌むべき事情は乏しいと指摘。被告が初公判で起訴内容を認めて「赤ちゃんに申し訳ない」と謝罪し、反省していることから刑の執行を猶予した。

法廷で被告は経済的に困窮していて病院に行けなかったと説明し、誰との間の赤ちゃんか分からないと供述。判決言い渡し後、高橋裁判官は被告に「自分の体を大切にしてください」と諭した。被告は弱々しい声で「はい」と応じた。

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