尹大統領「どんな困難あろうが韓日関係改善」

26日、記者団の取材に応じる韓国の尹錫悦大統領=ソウル(聯合=共同)
26日、記者団の取材に応じる韓国の尹錫悦大統領=ソウル(聯合=共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は26日、「今後、どんな困難があろうとも韓日関係の正常化は強力に推進していく」と表明した。尹氏はソウルで記者団に対し、文在寅(ムン・ジェイン)前政権下で日韓関係が「あまりに後退した」との認識を示した上で、日韓両国の世論を見極めながら「無理なく関係正常化をしなければならない」とも語った。

尹氏は米ニューヨークで21日、岸田文雄首相と約30分間懇談し、いわゆる徴用工訴訟問題の解決に向けて協議を加速させる方針で一致したが、韓国内では岸田首相との会談に前のめりな尹政権への批判も起きた。

尹氏は、日韓関係は一度で大きな成果を得られる段階ではない点を説明しつつも、日韓の企業が「関係正常化を切実に望んでいる」と指摘。関係が改善すれば、「両国の企業が互いに投資し、双方で雇用も増えて両国の成長にプラスとなると確信している」と関係改善に強い意欲を示した。

尹氏はまた、25日放送の米CNNテレビのインタビューで、中国が台湾を攻撃した場合、これに連動して「北朝鮮もやはり挑発する可能性が非常に高い」との危機感を示した。台湾や中国問題に対し、「われわれの立場は曖昧ではなく、明確だ」とも強調した。

尹氏は8月、訪台直後に韓国を訪れたペロシ米下院議長と直接会わずに電話会談で済ませたことに関し、休暇中だったことが理由でペロシ氏も理解してくれたと改めて説明。中国に配慮したとの見方を否定した。

会員限定記事会員サービス詳細