安倍氏国葬、差し止め却下確定 市民団体の特別抗告棄却

最高裁判所=東京都千代田区
最高裁判所=東京都千代田区

安倍晋三元首相の国葬を巡り、市民団体が関連予算の執行差し止めなどを求めた仮処分の申し立てについて、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は市民団体側の特別抗告を棄却する決定をした。22日付。申し立てを却下した東京地裁、東京高裁の判断が確定した。裁判官5人全員一致の結論で、具体的な理由は示さなかった。

市民団体側は「弔いの儀式に国民を強制的に参加させることは思想、良心の自由を定めた憲法に反する」などと主張したが、東京地裁は「国葬が個々の国民に弔意を表すことや喪に服すことを強制するとは認められない」と指摘し、申し立てを却下。東京高裁も市民団体側の抗告を退けた。

市民団体側は「憲法判断もしなかったことは残念だ」とコメントした。

国葬を巡っては各地で市民団体による差し止めを求める訴訟や、公金の支出差し止めを求める住民監査請求も相次いでいる。

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