地域へ飛び込む「Z世代」応援 埼玉・横瀬でイベント

地域活性化について語り合う小菅勇太郎さん(右)ら=24日、埼玉県横瀬町
地域活性化について語り合う小菅勇太郎さん(右)ら=24日、埼玉県横瀬町

地方での地域づくりに参加したいという若い「Z世代」を後押しするイベントが24日、埼玉県横瀬町の町民会館で開かれた。地域活性化の実践者らは、集まった大学生ら約150人を前に「新型コロナウイルス感染症により都市の限界が見えてくる中、地域には可能性がある」と呼びかけた。

イベントは「ジャパン・バイタリゼーション(活性化)・サミット(JVS)」。主催した地域活性化コミュニティー「ルーラルラボ」代表の小菅勇太郎さん(21)は、東京の大学を休学して長野県で地域づくりに参加している。

この日、地域活性化の実践者による対談では、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県南相馬市小高(おだか)区出身で、故郷へUターンして復興支援企業「小高ワーカーズベース」で働く根本李安奈さん(26)が登壇。

「コロナのため、東京の六畳一間でテレワークするなら、地域へ飛び込もうと考えた」と振り返り、地域の持つ可能性として「挑戦しやすいこと。何かを始めたいとき、すでにコミュニティーがあるため取り組みやすいこと」を挙げた。

仙台市出身で、東日本大震災で被災した宮城県女川町の復興支援に参加、現在は仙台で起業家育成の「ベンチャー・フォー・ジャパン」を経営する小松洋介さん(40)は「地方ではまちづくりも中小企業も、まだまだ完成されていない『余白』が多い。企業も成長するし、企業の中で自身も成長できる」と話した。

岩手県出身で、産直サイト「ポケットマルシェ」運営会社の代表、高橋博之さん(48)は「僕が学生のころは『地方を何とかしたい』と頭で考えていた。今の若い人たちは『楽しいからやっている』と体が動いている。だから皆さんに期待している」と語った。

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