英ポンド、一時最安値に 財政悪化、景気後退を懸念

26日の外国為替市場で、ポンドが対ドルで急落し、一時1ポンド=1・03ドル台を付けた(共同)
26日の外国為替市場で、ポンドが対ドルで急落し、一時1ポンド=1・03ドル台を付けた(共同)

26日の外国為替市場で、ポンドが対ドルで急落し、一時1ポンド=1・03ドル台を付けた。ロイター通信によると、過去最安値という。英政府が大型減税とインフレ対策を打ち出し、財政悪化への懸念が強まったことが背景にある。景気後退リスクが高まったことも売りを誘った。

ポンド安は、ドル建てで取引されるエネルギー資源や食料の輸入価格の上昇につながり、物価高がより長期化する恐れが出てきた。英中央銀行イングランド銀行は今月、インフレ抑制のため主要政策金利を7会合連続で引き上げた。追加の緊急行動に出るかどうかが注目される。

年初には1ポンド=1・35ドル近辺で取引されていた。市場では、ポンドとドルの価値が釣り合う「等価(パリティ)」と呼ばれる水準を割り込む可能性が意識され始めた。(共同)

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