円買い介入3兆円規模 過去最大、市場推計

日銀の黒田東彦総裁(代表撮影)
日銀の黒田東彦総裁(代表撮影)

政府、日本銀行が22日に実施した円買いドル売りの為替市場介入は3兆円規模とみられることが26日、市場関係者の推計で分かった。円買い介入としては、平成10年4月10日の2兆6201億円を上回り過去最大。しかし市場では日米の金利差を背景に再び円安基調に戻りつつあり、巨額介入の効果に陰りが見える。

民間シンクタンクの東短リサーチは、日銀が26日に公表した財政資金に関する統計に基づき、介入額は3兆6000億円程度と推計した。財務省が30日に正式な金額を公表する。

日銀の黒田東彦総裁は26日の大阪市での記者会見で、介入は「(円相場の)過度な変動に対して実施されたもので適切だった」と述べた。介入があった22日の円相場の最安値は1ドル=145円90銭。介入を受けて円は急騰したが、26日は一時144円台前半を付けた。

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