日本マクドナルドは26日、約6割の品目の店頭価格を30日から10~30円値上げすると発表した。同社の値上げは、3月に続き今年2回目。牛肉や小麦といった原材料価格の高騰や急速な円安進行などに伴うコスト増加を受け、再値上げを余儀なくされた。
ハンバーガーは130円から150円に、ビッグマックは390円から410円に引き上げる。マックフライポテトはSサイズ160円、Mサイズ290円、Lサイズ340円と各サイズ10円の値上げ。セットメニューの「ハッピーセット」も20円値上げする。プレミアムローストコーヒーやドリンク各サイズ、チキンマックナゲットなどは価格を据え置く。
宅配サービス「マックデリバリー」も約6割の品目で価格改定し、単品は10~100円引き上げる。一部店舗で実施している「マックカフェ バイ バリスタ」も約3割の品目を10~80円値上げする。
同社は約半年で再値上げに踏み切る理由について、「円安の進行やエネルギー価格の高騰が想定を上回る速度と規模だった」と説明。値上げを発表するタイミングが実施の数日前と直前になったことについては「『お得感』や需要のバランスを踏まえ細部まで検討を重ねた」と話している。