大相撲秋場所千秋楽は25日、東京・両国国技館で行われ、東前頭3枚目の玉鷲(37)=本名バトジャルガル・ムンフオリギル、モンゴル出身、片男波部屋=が13勝2敗で21場所ぶり2度目の優勝を果たした。年6場所制となった昭和33年以降、37歳10カ月での優勝は、旭天鵬の37歳8カ月を上回る最年長記録。
今場所は横綱照ノ富士が途中休場し、大関3人のうち2人が負け越し。その中で、関取最年長の玉鷲は力強い相撲で白星を重ねた。千秋楽は優勝を争う3敗の平幕高安を直接対決で退け、波乱の場所を制した。
名古屋場所の逸ノ城に続く2場所連続の平幕優勝は、平成3年名古屋場所の琴富士、秋場所の琴錦以来となり31年ぶり。