自民党の菅義偉前首相は25日のBSテレ東番組で、急速な円安進行への対応策について「政府は円安のメリットを生かした政策を方向性を出してやるべきだ」と訴えた。インバウンド(訪日外国人)の受け入れ緩和や農林水産品の輸出拡大促進を求めた。
菅氏は、インバウンドについて「規制を緩和するだけで来てくれる。世界と横並びでいいので早く体制を整えるべきだ」と指摘した。政府が掲げる令和7(2025)年までに農林水産品の輸出額を2兆円とする目標には「間違いなく届く」との認識を示し、今後も輸出拡大を促進していく必要性を強調した。