露「動員」抗議デモ 760人超拘束 降伏・脱走に厳罰

24日、モスクワで行われた部分動員令への抗議デモに参加し治安当局者に拘束される人(ロイター=共同)
24日、モスクワで行われた部分動員令への抗議デモに参加し治安当局者に拘束される人(ロイター=共同)

ウクライナを侵略するロシアのプーチン政権が導入した予備役を徴兵する「部分的動員」に抗議するデモが24日、首都モスクワなど露各地で起きた。露人権監視団体「OVDインフォ」によると、同日午後11時(日本時間25日午前5時)時点で、32都市で計760人超が治安当局に拘束された。大規模デモは、40都市で計1300人超が拘束された21日に続き2回目。

露政権は動員への国民の反発は限定的とみて、デモを力で押さえ込み、最大30万人とする徴兵を予定通り進める構えだ。

また、プーチン露大統領は24日、紛争状態下で「自発的な降伏」をした兵士らに最長禁錮10年、「脱走」した兵士には同15年などとする罰則を盛り込んだ改正刑法案に署名し、成立させた。タス通信が伝えた。動員される兵士の士気が低いことを見越し、統制を強化することで敵前逃亡を防ぐ思惑だとみられている。

プーチン氏は同日、露軍と1年間以上の契約を結んだ外国人に、露市民権の付与を簡素化する法改正案にも署名。ロシアは動員に加え外国人契約兵を増やし、深刻化している露軍の人員不足を解消する狙いだ。

一方、ウクライナ国内の露占領地域で23~27日にかけて行われているロシアへの併合の賛否を問う「住民投票」を巡り、タス通信は24日、議会筋の話として、露議会が28日にも併合に向けた手続きに着手し、プーチン氏が30日にも併合に必要な手続きを完了する可能性があると伝えた。

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