過労死ライン未満でも労災 三菱ふそう社員

三菱ふそうトラック・バス(川崎市)の京都支店に勤務し、平成27年に急性心不全で死亡した男性社員=当時(38)=について、京都下労働基準監督署が「過労死ライン」に満たない残業時間でも労災認定したことが25日、分かった。遺族の代理人が明らかにした。28年に申請を退けていたが、労働時間以外の負荷も総合的に評価するとした令和3年の新基準に基づき判断を一転させた。

代理人弁護士によると、労基署が新基準に基づき認定を見直すのは珍しい。

男性は整備業務を担当していた平成27年7月、体調不良を訴えた後に死亡した。父親ら遺族が同年12月に労災申請したが、直前2カ月の残業時間が月平均74時間で、月平均80時間を目安とする過労死ラインに満たないとして退けられた。令和元年12月、不認定の取り消しを求めて京都地裁に提訴した。

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