中国、台湾問題で一歩も譲らず 「核心的利益の中の核心」 米中外相会談

中国の王毅国務委員兼外相=22日、米ニューヨーク(中国外務省のホームページより、共同)
中国の王毅国務委員兼外相=22日、米ニューヨーク(中国外務省のホームページより、共同)

【北京=三塚聖平】中国外務省は24日、王毅(おうき)国務委員兼外相が23日にブリンケン米国務長官と米ニューヨークで会談し、台湾問題について「中国の核心的利益の中の核心だ」と発言したと発表した。王氏は、米側に対し「台湾問題は中国の内政であり、どのような方法で解決するか米国に干渉する権利はない」と述べ、台湾問題に関して一歩も譲らない姿勢を改めて示した。

台湾問題について、王氏は「米国の現政権は『台湾独立』は支持しないと何度も表明しているが、米国の行動はこれに逆行している」と批判した。8月のペロシ米下院議長の台湾訪問など、米側が台湾への支援姿勢を強めていることに反発した形だ。

王氏は「『台湾独立』活動がはびこれば、平和解決の可能性は減る」と主張。さらに「本当に台湾海峡の平和を守るには、いかなる『台湾独立』の行為にも明確に反対、阻止しなければならない」と強調した。

米中関係については「現在、重大な衝撃に遭遇しており、米国はその教訓をくみ取ることが必要だ」と主張。米側に対し「対中認識を正し、抑圧を主軸とする対中政策を反省、変更することを望む」と迫るなど、関係悪化の原因は米側の対中姿勢にあるという認識を改めて示した。

中国側の発表では、ウクライナ状況について「意見交換を行った」と説明したが、具体的な発言については触れていない。米中外相会談について「双方が率直で建設的、重要と認識し、引き続き意思疎通を保つことで合意した」と強調した。

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