安倍氏の戦う遺志を継ぐ 国葬控え討論会

日本プレスセンターで開かれた討論会「日本を取り戻す~安倍晋三元首相に誓う」=24日、東京都千代田区(溝上健良撮影)
日本プレスセンターで開かれた討論会「日本を取り戻す~安倍晋三元首相に誓う」=24日、東京都千代田区(溝上健良撮影)

安倍晋三元首相の国葬を27日に控え、月刊「正論」は24日、日本プレスセンター(東京都千代田区)で、安倍氏の功績と今後の日本のあるべき姿について討論会を開いた。登壇した国会議員らは、戦う姿勢を貫いた安倍氏の遺志を継ぎ、憲法改正などの課題に取り組むことを誓った。

平成28年の先進7カ国首脳会議(G7伊勢志摩サミット)の開催地となった三重県で、当時知事だった衆院議員の鈴木英敬氏は「なかなか開催地決定の言質をもらえず公正な人だった」と笑顔で振り返った上で、「中国やロシアに囲まれた最悪な安全保障環境にあるという認識を国民に持たせた。憲法改正に届くかもしれないところまで持ってきた」と手腕を評価した。

衆院議員の杉田水脈氏は、教育基本法を改正するなど教育問題に熱心だった安倍氏を回想し、「自分の国を守る上でも教育は一番大事だと考えていた」と説明。憲法改正についても「一日も早い発議、国民投票を実現するのが遺志を継いでいくことだ」と述べた。

ジャーナリストの櫻井よしこ氏は、安倍氏が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」などを例に外交面で大戦略を描いたとして、「日本の政治家が言った戦略が世界戦略の基本になったのは安倍首相が初めて。日本をいかにして守り、独立を維持するかということに心を砕いていただきたい。政治家はその足跡を学んでいくべきだ」と惜しんだ。

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