クアッド外相会合 人道・災害支援協力で署名へ

クアッド首脳会合に臨む(左から)オーストラリアのアルバニージー首相、バイデン米大統領、岸田文雄首相、インドのモディ首相=5月24日、首相官邸(矢島康弘撮影)
クアッド首脳会合に臨む(左から)オーストラリアのアルバニージー首相、バイデン米大統領、岸田文雄首相、インドのモディ首相=5月24日、首相官邸(矢島康弘撮影)

【ワシントン=渡辺浩生】日米豪印の協力枠組み「クアッド」の外相会合が23日、国連総会が開催中のニューヨークで開かれる。5月に日本で開催された首脳会合で合意した「日米豪印人道支援・災害救援のパートナーシップ」の推進に向け策定されたガイドラインの署名式が行われる。

会合ではまた、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や、中国の台湾への軍事的威圧の常態を受け、4カ国の結束を再確認する。

人道支援・災害救援パートナーシップは、洪水が続くパキスタンのように自然災害が人道危機に発展しやすいインド太平洋地域で4カ国の協力を強め、効果的な災害対応を目指す。

同地域には覇権的な進出を続ける中国の強い影響下にある途上国も多く、透明性の高い災害支援を通じて「自由で開かれたインド太平洋」の推進に役立てる方針だ。

クアッド外相会合は2月に続き今年2回目で、ロシアによるウクライナ侵攻開始後は初めて。米政府はクアッドを「米国のインド太平洋戦略の柱」と位置づけている。また、インドとの戦略的関係の深化に向けて4カ国の枠組みを活用したい考えとみられる。

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