<独自>高橋元理事「大広を参画させる」 電通幹部に働きかけか

高橋治之容疑者
高橋治之容疑者

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、広告大手「電通」の東京五輪担当室長が、語学サービス系企業(大阪市)のスポンサー契約に絡み大会組織委員会元理事の高橋治之(はるゆき)容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=から、「(広告大手の)大広を『代理店として参画させる』といわれた」と供述していることが22日、関係者への取材で分かった。

参画後、大広は高橋容疑者の後輩の会社に計約1400万円を送金。東京地検特捜部は、賄賂性の有無について重点的に捜査しているもようだ。

関係者によると、大広は組織委とサービス系企業が平成30年秋に結んだスポンサー契約について、組織委の専任代理店である電通を補助する「販売協力代理店」として参画。電通から報酬を受け取った。特捜部の調べに対し、電通の担当室長は、高橋容疑者のコンサルティング会社を訪れた際、「大広の担当幹部と同席していた高橋容疑者から『この件は大広に回す』といわれた」と供述したという。

大広はその後、高橋容疑者の後輩の深見和政容疑者(73)=同容疑で逮捕=が代表のコンサル会社に計約1400万円を3回に分けて送金。特捜部はこの資金が賄賂にあたる可能性もあるとみて、5日に大広を家宅捜索。幹部らを聴取するなど捜査している。

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