皇室ウイークリー

(762)両陛下、女王国葬で英国ご訪問 秋篠宮さま、代行で初のご執務

エリザベス女王の国葬に参列するため英国を訪問し、宿泊先のホテルに到着された天皇、皇后両陛下=17日、英ロンドン(共同)
エリザベス女王の国葬に参列するため英国を訪問し、宿泊先のホテルに到着された天皇、皇后両陛下=17日、英ロンドン(共同)

天皇、皇后両陛下は17~20日、英国のエリザベス女王の国葬参列のため、同国を訪問された。ご出発日の17日朝、皇居・御所では長女の敬宮(としのみや)愛子さまが、羽田空港では秋篠宮ご夫妻が手を振って見送られた。

英国に向け出発される天皇、皇后両陛下を見送られる長女の敬宮愛子さま=17日午前、皇居・御所
英国に向け出発される天皇、皇后両陛下を見送られる長女の敬宮愛子さま=17日午前、皇居・御所
政府専用機で英国に出発された天皇、皇后両陛下を見送られる秋篠宮ご夫妻=17日午前、東京・羽田空港(飯田英男撮影)
政府専用機で英国に出発された天皇、皇后両陛下を見送られる秋篠宮ご夫妻=17日午前、東京・羽田空港(飯田英男撮影)

両陛下は現地時間17日午後、ロンドン郊外のスタンステッド空港にご到着。宿泊先のホテルでは、在英邦人らが歓声とともに出迎え、両陛下はにこやかに手を振って応じられた。

天皇陛下は18日、チャールズ英国王主催のレセプションにご臨席。ロンドン市内のチェルシー王立病院から、各国の元首・首脳と乗り合わせてバスで会場のバッキンガム宮殿に移動された。

各国の参列者の会場までの移動では、安全上の理由から専用車両を用いた国もあったが、側近によると、陛下はあらかじめ、移動手段について「現地に必要以上の負担をかけることのないように」とのお気持ちを示されていたという。バスの車内では、各国の参列者と交流を深められた。

宮内庁によると、陛下はレセプションでチャールズ国王と面会し、両陛下からのお悔やみとともに、上皇ご夫妻から託されたご弔意を伝えられた。この日は旧知のオランダ国王夫妻やフランスのマクロン大統領夫妻、初対面となる韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫妻ともあいさつを交わされたという。

また、陛下は英議会議事堂ホールで女王のひつぎにご対面。側近によると、これまで女王が温かく接してくれたことに感謝し、静かにお別れをされたという。

エリザベス女王のひつぎに一礼される天皇陛下=18日、ロンドンの英議会議事堂ホール(ロイター)
エリザベス女王のひつぎに一礼される天皇陛下=18日、ロンドンの英議会議事堂ホール(ロイター)

19日には、両陛下でウェストミンスター寺院で営まれた女王の国葬に参列された。賛美歌やバグパイプの演奏が流れる荘厳な儀式の中、両陛下は女王をしのばれた。その後、女王のひつぎがウィンザー城まで運ばれる間、英外相主催のレセプションにご参加。アジア諸国をはじめ参列した各国の代表や、英国の閣僚らと親しく懇談された。

エリザベス英女王の国葬が執り行われるウェストミンスター寺院に到着された天皇、皇后両陛下=19日、ロンドン(ゲッティ=共同)
エリザベス英女王の国葬が執り行われるウェストミンスター寺院に到着された天皇、皇后両陛下=19日、ロンドン(ゲッティ=共同)

両陛下は同日夜に英国をたち、日本時間の20日夜、御所に戻られた。

側近によると、両陛下は英国で受けた温かい出迎えや配慮に感謝するとともに、お二方で国葬への参列を無事終えたことに、安堵(あんど)されているという。

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