京成「團十郎号」で襲名ツアー 海老蔵さん十三代目奉告へ

市川海老蔵さん(鴨川一也撮影)
市川海老蔵さん(鴨川一也撮影)

市川海老蔵さんの十三代目市川團十郎白猿襲名の奉納歌舞伎などが来月22日、千葉県の成田山新勝寺で行われる。京成電鉄は同日、京成上野-京成成田間に「スカイライナー」の車両を使用した貸切臨時列車「團十郎号」を運行し、襲名ツアーを開催する。

「團十郎号」の先頭と最後尾には、海老蔵さんが襲名披露公演で演じる「歌舞伎十八番の内 押戻し」の隈取のデザインをあしらった記念ヘッドマークを掲出する。

京成によると、「團十郎号」には海老蔵さんが長男、堀越勸玄さんらと乗車する。市川家は初代團十郎の父親が成田生まれだったことから、代々新勝寺を信仰してきた。初代から屋号を「成田屋」と名乗り、襲名する際は新勝寺で襲名奉告として奉納歌舞伎を行ってきたという。海老蔵さんも自身の襲名、勸玄さんが八代目市川新之助初舞台の奉告参拝をする。

京成の「團十郎号」も、十一代目や十二代目の襲名で運行されたという。

来月22日の襲名ツアーは170人を募集。ツアー参加者以外は「團十郎号」には乗車できない。

「團十郎号」は京成上野駅を午前10時40分ごろに出発。京成成田駅到着後、午後1時ごろからツアー参加者限定の奉祝御練り(成田山参道~成田山大本堂前)に参列する。奉納歌舞伎は特別招待席で鑑賞する。

料金は1人9000円で、大人・子供同額。新勝寺の御護摩札などのプレゼントがある。

申し込み方法などは京成トラベルサービスのホームページを参照。問い合わせは047・409・3547(平日午前10時~午後5時)。

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