原発避難迅速化 マイナンバーとひも付け 宮城県

原発事故発生時の避難に活用するスマートフォンアプリの実証訓練=22日午前、宮城県庁(画像の一部を加工しています)
原発事故発生時の避難に活用するスマートフォンアプリの実証訓練=22日午前、宮城県庁(画像の一部を加工しています)

東北電力が再稼働を目指す女川原発が立地する宮城県は22日、原発事故発生時の避難に活用する住民向けスマートフォンアプリの実証訓練を県庁で行った。開発中のアプリとマイナンバーカードのひも付けにより行程を簡略化し、スムーズな避難につなげる。

現在の避難計画では、原発から30キロ圏内の住民は「避難所受付ステーション」で行き先を案内してもらう。しかし、2月に実施した国の原子力総合防災訓練では、受け付けに時間がかかり混雑が発生。アプリで事前登録を済ませれば、避難先を知らせるプッシュ通知がスマホに届き、ステーションに行く必要がなくなる。

避難所では用意されたQRコードをアプリで読み取ることで受け付けが完了する。22日午前の訓練では避難者役の県職員ら100人がスマホに届いた通知に従い、スムーズに避難した。所要時間の比較のため、従来のステーションを経由する形式でも訓練したが、混雑が発生した。

県は結果を検証し、原発周辺自治体と連携し避難計画の見直しやアプリの導入時期を検討する。

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