浪速風

カリスマなき後は…

カリスマなき後、組織はどう変貌していくのか。歴史小説の愛読者としては、興味をかき立てられるテーマだ。三国志では蜀の軍師・諸葛亮孔明の死後、国はついえた。徳川家康は官僚機構を強固にし、その死後も幕府は260年続いた。歴史であれば「興味」で済むが、今日(こんにち)であれば「憂慮」になろう

▶多くのメディアが英王室の今後を注視している。世界の人々から敬愛されたエリザベス女王の死去後、王室の求心力は低下していると報じられた。英国王が国家元首の15カ国が加盟する英連邦王国の中には、離脱の動きが出てきた。この機に乗じて隙をつく勢力が現れることが危惧される

▶3年前、加盟国のジャマイカやバルバドスが中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一員となった。そして、昨年11月にバルバドスは英連邦王国を離脱した。ロシアのウクライナ侵攻を機に、民主主義国家と権威主義国家の対立が先鋭化する中、隣国・中国の動きが気になる。

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