露とウクライナ、大規模捕虜交換 侵攻後で最多人数

ウクライナのゼレンスキー大統領(AP)
ウクライナのゼレンスキー大統領(AP)

ロシアのウクライナ侵攻により戦闘が続く両国は21日、総勢300人規模の捕虜を交換した。ロイター通信によるとロシアの侵攻以来では最多の捕虜交換で、欧米メディアは驚きを持って伝えた。ただ、ロシアが部分的な動員をかけるなど戦闘がやむ気配はなく、両国の緊張が緩和されることはなさそうだ。

ロシアは215人のウクライナ人を、ウクライナは約55人のロシア人や親露派ウクライナ人をそれぞれ相手に引き渡した。米国人や英国人など外国人10人も含まれているという。

捕虜交換を仲介したのはトルコ、サウジアラビアとみられ、ウクライナのゼレンスキー大統領はトルコのエルドアン大統領に謝意を述べた。サウジでは実力者のムハンマド・ビン・サルマン皇太子が交渉に関与したとされる。両国は対露経済制裁に加わっておらず、プーチン露大統領とも一定の関係を維持している。(カイロ 佐藤貴生)

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