中国、前司法相に死刑判決 党大会前に引き締め

中国の傅政華司法相(当時)=2018年6月(共同)
中国の傅政華司法相(当時)=2018年6月(共同)

【北京=三塚聖平】中国国営新華社通信によると、吉林省長春市中級人民法院(地裁)は22日、収賄罪などに問われた前司法相の傅政華(ふせいか)氏に執行猶予(2年)付きの死刑判決を言い渡した。習近平政権は、10月に開く中国共産党大会を前に党内の引き締めを図っており、特に公安・司法部門の摘発を強めている。

傅氏に対し、生涯にわたる政治的な権利の剥奪や、全ての個人財産の没収も言い渡した。執行猶予が過ぎた後には無期懲役となり、減刑や仮釈放は許さないとしている。

判決では、傅氏が2005~21年に公安次官や司法相などを務める中で職権や地位を利用し、直接もしくは親族を通じて計1億1700万元(約24億円)相当の財物を違法に受け取ったほか、弟の重大な犯罪に関する手掛かりを隠蔽したと認定。「社会への影響が特に悪く、国家と人民の利益に重大な損失を与えた」と指摘した。

習近平国家主席が最高指導者として3期目続投を目指す党大会を前に、公安・司法部門で元幹部の摘発や有罪判決が続いている。党大会に向けてわずかなリスクも排除しようと、絶大な権力を持つ同部門の引き締めを強化しているとみられる。

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