里見女流五冠が連敗 将棋プロ編入試験第2局

終局後、対局を振り返る里見香奈女流五冠=22日夜、東京・千駄ケ谷の将棋会館(日本将棋連盟提供)
終局後、対局を振り返る里見香奈女流五冠=22日夜、東京・千駄ケ谷の将棋会館(日本将棋連盟提供)

将棋の里見香奈女流五冠(30)=清麗・女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花=が女性初の棋士を目指す棋士編入試験五番勝負の第2局が22日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、後手の岡部怜央四段(23)に132手で敗れ、編入試験での成績は2連敗となった。

編入試験は新四段の5人と1カ月に1局のペースで対戦し、3勝すれば合格。第1局の徳田拳士四段(24)に続く手痛い敗戦で、後がなくなった。次局は狩山幹生四段(20)と対戦する。

先手の里見女流五冠はこの日、第1局と同様に得意の「ゴキゲン中飛車」を採用。終盤、岡部四段の激しい攻めをしのぎ切って好転したが、一瞬の隙を突かれて逆転を許し、最後は押し切られた。

終局後、里見女流五冠は「大事なところで間違えてしまい、(敗戦は)仕方ない。次局は自分の力を出し切れるよう頑張りたい」と語った。岡部四段は「序盤、自分から局面を動かしていったが、少し無理気味で難しさを感じた。最後、詰めろが続きそうで勝ちがあると思った」と振り返った。

将棋のプロには棋士と女流棋士がいる。棋士になるには奨励会を卒業するか、編入試験に合格しなければならない。

現行制度の編入試験の受験者は今泉健司五段(49)、折田翔吾四段(32)に続いて里見女流五冠が3人目。女性では初めてで、過去2人の受験者はいずれも合格している。このほか、アマチュア強豪の小山怜央さん(29)=横浜市、将棋講師=が今月、元奨励会員以外で初めて受験資格を得ている。

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