安倍氏国葬 両陛下、使者ご派遣 秋篠宮ご夫妻ご参列

安倍元首相の「国葬」が行われる東京・北の丸公園の日本武道館
安倍元首相の「国葬」が行われる東京・北の丸公園の日本武道館

27日に日本武道館(東京都千代田区)で行われる安倍晋三元首相の国葬を巡り、宮内庁は21日、天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻が使者として側近を派遣され、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族7方が参列されると発表した。政府から両陛下と上皇ご夫妻を除く「皇族各殿下」のご参列について願い出があり、宮内庁が調整。過去の首相経験者の葬儀の例を参考に決定した。

宮内庁によると、使者は天皇陛下の「勅使(ちょくし)」と皇后さまの「皇后宮使(ぐうし)」、上皇さまの「上皇使」、上皇后さまの「上皇后宮使」の4人を派遣。会場では使者らの拝礼に続き、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま、寬仁親王妃信子さま、三笠宮家の彬子さま、高円宮妃久子さま、長女の承子さまが供花される。

これまで国民葬や内閣・自民党合同葬などの形で行われた首相経験者の葬儀には、天皇、皇后を除く皇族が参列。天皇と皇后からは、会場に使者1人のみが派遣されてきた。戦後唯一、国葬として行われた昭和42年の吉田茂氏の葬儀でも、昭和天皇、香淳皇后の参列は見送られた一方、それぞれ勅使と皇后宮使を派遣していた。

今回の皇族方の参列に関し、宮内庁幹部の1人は、国葬を含む過去の首相経験者の例と対応に差が出ることは「誤解を招く恐れもあり、適当ではない」と説明。両陛下がそれぞれ使者を派遣されることについては「国葬であることなども勘案した」と話している。

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