<独自>ワクチンの接種間隔 5カ月から3カ月に短縮へ

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区

政府が、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの接種間隔について、現行の5カ月から3カ月に短縮する方針を固めたことが21日、分かった。10月末までに専門家の了承を得たうえで早期導入を目指す。この冬は、次の「第8波」がインフルエンザの流行と重なる可能性が懸念される。まずは重症化リスクの高い高齢者らへの接種を迅速に進め、人の往来が増える年末年始に備える狙いがある。

政府は今月20日から新ワクチンの接種を始めた。4回目をまだ打っていない60歳以上の高齢者や医療従事者を対象としている。ただ、新ワクチン接種が始まる前の9月中旬に4回目の従来型ワクチンを受けた人の場合、接種間隔が5カ月のままだと、新ワクチンでの5回目接種が来年2月となる。年末年始に感染が拡大すれば間に合わない可能性が高い。

新ワクチンの接種間隔について加藤勝信厚生労働相は20日の記者会見で「海外の動向などを踏まえ、短縮する方向で検討したい」との考えを示した。

欧米の接種間隔は2~3カ月で日本よりも短い。厚労省幹部は「自治体側の準備もあり、2カ月間隔は短すぎる。3カ月が現実的な選択肢だ」と語る。同省は接種間隔の短縮について、10月末までに専門家部会などの了承を得たい考えだ。

政府は、10月中旬をめどに従来型ワクチンを2回以上接種した12歳以上のすべての人に新ワクチンの対象を広げ、年末までに希望者全員の接種完了を目指している。

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