奈良、現役に別れ「幸せな時間」 東レパンパシテニス

ダブルス1回戦で敗退し、握手を交わす土居美咲(左)と奈良くるみ。奈良は今大会を最後に現役を引退する=有明テニスの森公園
ダブルス1回戦で敗退し、握手を交わす土居美咲(左)と奈良くるみ。奈良は今大会を最後に現役を引退する=有明テニスの森公園

女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第3日は、ダブルス1回戦で土居美咲(ミキハウス)と今大会限りで現役引退の奈良くるみ(安藤証券)のペアがソフィア・ケニン(米国)とロシア出身のリュドミラ・サムソノワのペアに2―6、4―6でストレート負けした。

奈良は土居と組んだダブルス1回戦で敗れ、現役生活に別れを告げた。2020年全豪オープンを制したケニンと、今年のウィンブルドン選手権覇者ルバキナをこの日破って勢いづくサムソノワの強豪ペアに対し、果敢なボレーを何度も仕掛けて場内を沸かせた。

会場には22日にシングルス2回戦を控える大坂なおみ(フリー)を除く女子の日本勢、車いすテニスの上地結衣(三井住友銀行)も駆けつけ、奈良の最後の試合を見守った。

試合後のスピーチでは「皆さんの応援のおかげで無事にここまで成長してこられました。すごく幸せな時間でした」と涙ながらに観客の声援に応えた30歳。会見では「苦しいときもあるが、成長できていると感じられるのが楽しかった」と現役生活を振り返り、同学年の盟友、土居には「最後の場で一緒にプレーでき、これ以上の終わり方はない」と感謝を述べた。(奥村信哉)

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