米大統領補佐官、台湾政策「変更なし」強調 「戦略的曖昧さ」維持

サリバン米大統領補佐官(ロイター=共同)
サリバン米大統領補佐官(ロイター=共同)

【ワシントン=渡辺浩生】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は20日の記者会見で、バイデン米大統領が米テレビのインタビューで中国が台湾に侵攻した際に米国が防衛する意思を明言したことについて、「大統領が政策変更を表明したいときはそうするだろう。彼はそうしなかった」と述べ、米国の台湾政策に変更はないと改めて強調した。

サリバン補佐官は、「一つの中国政策」を維持しつつ、一方的な現状変更に反対し、台湾海峡の平和と安定を支持し続けるという「米国の基本的な関与」を大統領は重ねて言及してきたと説明した。

そのうえで、バイデン氏が5月の訪日時の記者会見で台湾の防衛義務に言及したのと同じように今回のインタビューでも、中国の侵攻をめぐる「仮定上の質問を受けた」と指摘。「大統領は率直でまっすぐな人間」とし「米国の台湾政策は変わっていないとも明確にしてきた」と強調した。

バイデン氏は18日に放映されたCBSのインタビューで、中国が台湾に侵攻した際に米軍は台湾を守るかと問われ「そのとおりだ」と発言。米政府は、台湾防衛の意思を明確に示さない「戦略的曖昧さ」を公式には維持しており、米当局者は火消しに追われている。

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