「空飛ぶ新玉ネギ」新聞から関心 宮崎市立生目台西小

4年生が記事から県の特産物を学んだ=8月5日、宮崎市の宮崎公立大(金谷かおり撮影)
4年生が記事から県の特産物を学んだ=8月5日、宮崎市の宮崎公立大(金谷かおり撮影)

8月4、5の両日、宮崎市で開かれたNIE全国大会。13の実践発表や公開授業の中から、新聞を活用した「地域や社会への関心を高める」「表現力の向上」の事例を紹介する。

宮崎市立生目台西小学校の郡司美和子教諭は、4年生社会科で、宮崎県延岡市の「空飛ぶ新玉ネギ」を紹介する新聞記事を使った公開授業を行った。

20人の児童は空飛ぶ新玉ネギの写真を見て、命名の由来を「葉っぱが羽みたいだから」「投げたら空を飛ぶから」などと予想した。

記事から、同市出身で日本初の民間パイロット、後藤勇吉(1896~1928年)が県産野菜を飛行機で運んだ歴史をヒントに命名したこと、「空飛ぶ-」は大半が陸送されるが、消費者に早く届けたいとの生産者の思いが込められていることを読み解いた。

郡司教諭が1~3月という寒い時期に出荷できる理由を問いかけると、児童は「日照時間が長い地の利を生かしていると書いてある」などと記事から発見した。

さらに、苗づくりや安全性などに気を配り、ブランド品としての品質を高めていることを知り、同県産農産物のブランド名を予想し、関心を高めた。

同校は週1回程度の「NIEタイム」で記事の読み取りをしているという。

郡司教諭は「新聞を使う授業は初めてだったが、(新聞を読むのは)NIEタイムで慣れていた。記事の読み方をこれからの調べる視点にしてほしい」とする一方、「記事に書かれている特徴や産地、気候との関わりなども子供たちから出てくるとよかった」と振り返った。

講評役のNIE担当者は「地域社会への関心が高まり、児童の視野が広がるといった効果があった」と評価した。

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