彦根城、国宝・天守の壁剥がれる 台風14号の影響か

台風14号による強風の影響で、剝がれたとみられる彦根城の天守の壁の一部(中央の点線部分)=20日、滋賀県彦根市(同市提供)
台風14号による強風の影響で、剝がれたとみられる彦根城の天守の壁の一部(中央の点線部分)=20日、滋賀県彦根市(同市提供)

滋賀県彦根市は20日、彦根城で天守のしっくい壁の一部が剝がれているのが見つかったと明らかにした。台風14号による強風の影響とみられる。

市文化財課によると、国宝の天守北面の壁が幅約10センチ、長さ約1メートルにわたって剝がれた。20日午前に巡回していた彦根城運営管理センターの職員が発見した。国の重要文化財の馬屋は門扉の片側が外れて倒れ、一部にひびが入っていた。19日午前、職員が確認した。けが人はいなかった。

彦根地方気象台によると、同市では19日午前8時47分に最大瞬間風速21・3メートルを観測した。

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