神戸市灘区のJR東海道線灘駅で7月、男性会社員=当時(23)=がホームから線路に飛び込み、通過中の電車にはじき飛ばされ死亡し、ホーム上にいた女性5人にぶつかってけがをさせた事故で、兵庫県警灘署は20日、往来危険と傷害、威力業務妨害の疑いで会社員を容疑者死亡のまま書類送検した。
書類送検容疑は7月19日午後6時5分ごろ、線路に飛び込み、灘駅を通過する草津発姫路行き快速電車(6両編成)と接触。はじき飛ばされ、ホーム上にいた30~60代の女性5人とぶつかり、骨折などの重軽傷を負わせたとしている。
同署やJR西日本によると、現場に転落防止用のホームドアや、ロープが上下する昇降式ホーム柵は設置されていなかったという。