令和元年5月25日。米大統領専用機、エアフォースワンが東京・羽田空港に到着し、改元後初の国賓となったドナルド・トランプが日本の地を踏んだ。202年ぶりの譲位によって126代目の皇位を継承されたばかりの天皇陛下とのご会見に臨むためだ。「アメリカ・ファースト」のトランプは一方で、連綿と続く日本の皇室に強い関心を示していたとされる。その思いを一層刺激したのが、ご会見を前に交わした首相、安倍晋三との会話だった。
トランプ「シンゾー、皇室はどれぐらい続いているんだい?」
安倍「皇位は初代天皇からずっと男系で継承され、その流れは一度も途切れたことがない。世界に類のないのが日本の皇室だ」