判決は来年3月14日 原発事故避難者の岡山訴訟

岡山地裁=岡山市
岡山地裁=岡山市

東京電力福島第1原発事故で福島県から岡山県に避難した42世帯107人が、避難生活を強いられて精神的苦痛を受けたとして、国と東電に1人1100万円の慰謝料など計11億7700万円の損害賠償を求めた訴訟は20日、岡山地裁で結審した。奥野寿則裁判長は判決期日を来年3月14日に指定した。

約30件の同種訴訟のうち福島、群馬、千葉、愛媛の各県で起こされた4訴訟で最高裁は今年6月、国の賠償責任を認めない判決を言い渡した。東電の賠償責任は最高裁で先行して確定している。

岡山訴訟の原告側代理人の青木隆浩弁護士はこの日の法廷で意見陳述。6月の最高裁判決が「仮に国が規制権限を行使し東電に必要な措置を命じていても、津波による大量の浸水を防ぐことができなかった可能性が高い」とした点を「万が一にも深刻な災害が発生してはならないという原子力防災の趣旨や目的を無視している」と批判した。

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