バイデン氏、台湾防衛の意思 再三明言 関与の強化明確に

バイデン米大統領(ロイター)
バイデン米大統領(ロイター)

【ワシントン=渡辺浩生】バイデン米大統領は18日に放映された米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻した際に米軍は台湾を守るかと問われ「そのとおりだ」と答え、5月の訪日時の記者会見に続き、台湾を防衛する意思を示した。発言を受け米当局者は「米国の台湾政策に変更はない」と強調したが、台湾への軍事的威圧を高める中国が一段と反発するのは必至とみられる。

米国は公式には中国が台湾を攻撃した際の軍事介入の方針を明確にしない「戦略的曖昧さ」を維持する。

しかし、バイデン氏はCBSに介入の是非を問われると、「前例のない攻撃が実際に起きたら、そうする」と明言。大統領自ら米軍の介入を否定してきたウクライナと異なり、米軍兵士は台湾を守るということかと念押しされると、「イエス(そのとおりだ)」と答えた。

一方で、バイデン氏は米国の「一つの中国」政策に変わりはなく、「米国は台湾の独立を促していない」とも語った。インタビューは15日にワシントンで行われた。

バイデン氏は昨年10月、米CNN主催の集会で司会者からの「米国は台湾を守るつもりか」との質問に「そのとおりだ」と述べ、今年5月の訪日時の記者会見でも介入する「義務がある」と発言。その度にホワイトハウスは「政策変更はない」と火消ししてきた。

一方でペロシ下院議長訪台を契機に中国が台湾周辺の軍事行動を活発化させる中、議会では台湾への防衛協力強化を促す「台湾政策法案」が審議されている。

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