新しいマツダを実感出来る6気筒SUV 新型CX-60試乗記

なにより驚いたのは、ワインディング・ロードでの走りの気持ちよさだ。「走りの楽しさも追求した」と、マツダの開発陣の言葉どおり、よく出来たスポーツカーのように、ひらりひらりとカーブが連続する道を走り抜けることが出来る。これまでのCX-8などより、明らかにスポーティ。大袈裟かもしれないけれど、かつての「RX-8」などを思い出したほどだ。

調べるとダブルウィッシュボーン式を採用したフロントサスペンションは、パワートレインが縦置きになったことで出来た空間を活かし、タイヤをよりしっかりと路面に接地させ、車両の挙動が安定するように造り込んだというが、たしかにその通りで、路面に吸い付くよう駆け抜けていくのが印象的だった。

最新の「ロードスター990S」で採用した、コーナリング時に内側の後輪に軽くブレーキをかけることで姿勢を安定させるマツダ独自の「キネマティックポスチャーコントロール」も、走りの楽しさに貢献しているはずだ。

トルクがたっぷりあるので、アクセルペダルを軽く踏むだけで思うような加速ができる。ステアリングホイールも街中では重いと感じたが、コーナリング時はドライバーとの一体感をしっかり感じさせてくれる。

新世代のSUVは、たとえサイズが大きくなっても、ロードスターを作るマツダならではの個性がしっかり出ているなぁと、私は大いに感心した。“後輪駆動をベースに開発した”と、強調されたのも、自動車好きとしては嬉しくなるではないか。

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