阪神、またも拙守、またも零敗で広島に並ばれる

【ヤクルト―阪神】六回、阪神の藤浪は自身の悪送球で先制を許し、悔しそうな表情を浮かべた=9月18日、甲子園(安部光翁撮影)
【ヤクルト―阪神】六回、阪神の藤浪は自身の悪送球で先制を許し、悔しそうな表情を浮かべた=9月18日、甲子園(安部光翁撮影)

阪神は18日、痛恨のミスでヤクルトに0-1で敗れ、試合が中止になった広島に3位に並ばれた。六回、中野の送球エラーから無死二塁のピンチを招くと、直後に藤浪が内野安打を悪送球する適時失策。6回2安打と好投しながら、この1点で敗れた藤浪は「勝てる投手になるには細かいミスをなくしていく必要がある。しっかり反省したい」と話すしかなかった。

中野は三回にも悪送球しており、チーム失策数はリーグワーストの82となった。2016年から7年連続で80を超え、積年の課題が終盤の勝負どころで露呈した形だ。指揮官は「反省します」と厳しい表情を浮かべた。

打線は相手を上回る6安打を放ちながら、球団史上ワーストを更新する今季26度目の零敗。一回に連打で無死一、二塁の好機を作りながら、4番大山が併殺に倒れて流れを逸した。指揮官は「立ち上がりでなんとかしたかったけど」と振り返ったが、九回も2死二、三塁のサヨナラのチャンスで佐藤輝が空振り三振。残り6戦、二枚看板の一打が求められる。(大石豊佳)

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