<独自>安倍氏国葬、海外から700人参列へ 岸田首相の弔問外交は3日間

生前の安倍晋三元首相(右)と親交が深かった米国のキャロライン・ケネディ元駐日大使(左)らの出席も調整(沢野貴信撮影)
生前の安倍晋三元首相(右)と親交が深かった米国のキャロライン・ケネディ元駐日大使(左)らの出席も調整(沢野貴信撮影)

政府が今月27日に東京・北の丸公園の「日本武道館」で実施する安倍晋三元首相の「国葬」(国葬儀)に出席する海外からの参列者について約700人を見込んでいることが17日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。各国の首脳らに加え、生前の安倍氏と親交が深かった米国のキャロライン・ケネディ元駐日大使らの出席も調整している。

岸田文雄首相は、国葬前日の26日から順次、海外からの参列者との会談に臨む。会場は東京・元赤坂の迎賓館などを予定しており、国葬当日の27日を挟んで28日までの3日間で行われる見通しだ。「多い日は1日に20カ国くらいの要人と会う可能性がある」(政府高官)といい、活発な弔問外交を展開する。

安倍氏の国葬には米国のハリス副大統領やインドのモディ首相、豪州のアルバニージー首相ら現職の首脳クラスが出席を予定する。また、フランスのサルコジ元大統領や英国のメイ元首相ら安倍氏と国際会議などで顔を合わせてきた首脳経験者らも出席する。

政府はさらに、米国などの駐日大使経験者らの出席の調整も進める。また、中国からの参列者の有無も焦点となっており、参列者の最終的な確定は、国葬の数日前となる見通しだ。

安倍氏の国葬をめぐっては、日本国内では賛否が割れ、立憲民主党は執行部の欠席を決めた。ただ、海外からは1700超の弔意のメッセージが寄せられており、政府は「国際社会から寄せられた敬意や弔意に礼節を持って丁重に応える」(松野博一官房長官)としている。

岸田首相も今回の弔問外交を通じ、法の支配をはじめ「自由で開かれたインド太平洋」を提唱するなど日本の国際政治での存在感を引き上げた安倍氏の外交的な遺産を引き継ぎ、発展させたい考えだ。

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