ダイヤなど宝石3000個、重さ1キロ 棺の上に豪華な王冠

英議会議事堂のホールに安置されているエリザベス女王のひつぎの上には、ダイヤモンドなど約3千個の宝石で輝く豪華な「大英帝国王冠」が置かれている。英BBC放送によると、ダイヤ2868個、真珠273個、サファイア17個、エメラルド11個、ルビー5個で飾られ、重さは約1キロ。専門家は「凝視するのが大変。まぶしくて視覚的に圧倒される」と驚く。

エリザベス女王は生前、議会での施政方針演説の際にこの王冠をかぶっていた。2018年には「演説を読み上げるために下を向くことはできない。首が折れてしまう」と、王冠の重さについて冗談を言ったことも。

王冠には、世界最大のダイヤの原石からカットされた317カラットの貴重なダイヤや、女王が大のお気に入りだったとされる600年以上の歴史を持つ通称「黒太子のルビー」などが取り付けられている。(共同)

エリザベス英女王のひつぎの上に置かれた大英帝国王冠=14日、ロンドン(ゲッティ=共同)
エリザベス英女王のひつぎの上に置かれた大英帝国王冠=14日、ロンドン(ゲッティ=共同)
エリザベス女王のひつぎの上に置かれ運ばれる大英帝国王冠=14日、ロンドン(ロイター)
エリザベス女王のひつぎの上に置かれ運ばれる大英帝国王冠=14日、ロンドン(ロイター)


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