コロナワクチン接種済証シールを不法投棄 資源回収業の男逮捕 警視庁

近藤達也容疑者らが廃棄しようとした新型コロナウイルスワクチンの接種済証のシール=15日午前、警視庁浅草署(橘川玲奈撮影)
近藤達也容疑者らが廃棄しようとした新型コロナウイルスワクチンの接種済証のシール=15日午前、警視庁浅草署(橘川玲奈撮影)

新型コロナウイルスワクチンの接種済証のシールを不正に捨てたとして、警視庁生活環境課などは、廃棄物処理法違反の疑いで、東京都台東区三筋、再生資源回収業「山仁紙業」の社長、近藤達也容疑者(56)を逮捕した。シールの処理を委託したとして、印刷物加工業「美創」(墨田区)の社長の男(64)も同容疑で書類送検した。いずれも容疑を認めているという。

生活環境課によると、美創は、接種済証のシールを製造していたが、ワクチンの輸入中止で、シールが不要になった。美創はシール5・4トン(678万人分)の廃棄を山仁紙業に依頼。シールは主原料がプラスチックのため、本来は産業廃棄物にあたるが、山仁紙業は産廃処理業の許可を受けておらず、一般ごみとして廃棄したとみられる。

近藤容疑者の逮捕容疑は、美創から委託を受け、シールが産廃であるにもかかわらず、令和4年4月下旬、シール約4・4トンを墨田清掃工場(墨田区)に一般ごみとして持ち込み、廃棄したとしている。残り1トンも廃棄しようとしたが、清掃工場の職員に看破され、処理できなかった。

シールを産廃として処理した場合、4・4トン分で手数料は約22万円かかるが、山仁紙業は、一般ごみとして持ち込み、さらに手数料が割引になる制度を利用し、約4万円で処理した。

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