山形県、全数把握見直しで新型コロナの陽性者フォローアップセンター始動

山形県は14日、医療機関や保健所の業務負担軽減に向け、医師が保健所に提出する届け出の対象外となる新型コロナウイルス感染者が登録する「陽性者健康フォローアップセンター」をスタートさせた。新型コロナウイルス感染者の全数把握を全国一律で簡略化する政府方針を踏まえた。

センターには、陽性者登録と健康相談の2部門がある。陽性者登録部門は、抗原検査キットなどの自己検査で無症状または軽症と出た人や、薬局の無料検査で無症状と出た人が自らウェブ上の専用システムに登録する。当日か翌日に専門医からの判定(陽性か陰性か)を受け、陽性の場合は、自宅かホテルでの療養となる。

だが、症状が悪化した場合は、24時間対応の健康相談部門で相談を受け付ける。希望者には、レトルト食品などの配布支援もあり、吉村美栄子知事は「一人暮らしの方は積極的に登録し、配食などさまざまなサービスを受けてほしい」と述べた。

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